
確かに会場にたくさんつり下がったパンツは展示&販売してた。それに自由に食べていいらしいおにぎりやお菓子もあった。
薄暗いスペースにノイジーな音楽、アンダーグラウンドのアンダーグラウンドって感じのパフォーマンス(でも詩吟もあった)、DJ、パンツとおにぎりによる生活感、なぜかどれも殺し合わずに存在。
LuLu Deluxe
「くまだまさしか、ルルか…」
かわいい外国人女性が股間に何か装着して登場。それをいじってさんざんノイズ音を鳴らしてる だけでもそのあからさまな比喩が微笑ましかったが、本番はここからだった。サングラスを装着し股間に付けた何かをチェンソーか何かで…。何かものすごい火 花…!客に火花があたってもルルは容赦しない。変な汚れたデカパン(多分売り物)をはいてるにもかかわらず、自信満々でプライドの高いルルのパフォーマン スは時間にして10分〜15分くらい。その短さに知性を感じた。才色兼備なルルであった。
濱田真一郎(Drum)& 藤由トモコ(Dance)
異国のダンスを踊る摩擦のようなものが好きだ。藤由さんのフラメンコのような、見えない男をあおる動き、濱田さんの腕とスティックが一体化して鞭の ようにしなるスタイルが美しかった。きっと二人ともドラムを叩かずにはいられない、ダンスをせずにはいられないというわたしが一番あこがれ、おそれる人種 だと思う。「遠慮」という文字が頭に浮かび、これは…と考えてしまう瞬間もあったが二人がかっこよかったのは間違いないです。
他の出演者もけっこうどれも面白いものが多かったが、この二組がとくに印象的だった。
(はからずも同じような体勢の写真…)
ショーを見て、パンツを買い、おにぎりを食べ、知らない人と友達になるくらいの軽やかさで生きていったほうが人生楽しいんだろうなあ。(INGEL)