Music Under New York! No.6「Matt Vorzime」
UPDATE 2012/04/21 16:35
Music Under New York(MUNY)とは?
ニューヨーク市都市交通局による、オーディションに合格し合法的に許可を得たミュージシャンが地下鉄構内で演奏できるという1985年の開始から現在まで続いているアートプログラム。地下鉄利用者にニューヨークのミュージシャン達の素晴らしい演奏を提供するというもので、現在200組ほどの登録アーティストが25か所で毎週150以上のパフォーマンスを繰り広げている。 → more
アーティスト名 : Matt Vorzimer
ジャンル : eCUSSIONIST
MUNY 演奏歴: 11ヶ月
主な演奏場所 : 不確定
なぜMUNYに参加したのでしょうか?
Matt: もともと地下鉄で演奏活動を始めましたが、MUNYのような自分の音楽を首尾一貫した方法で人々と分かち合える取り組みに魅力を感じました。
もう一つのMUNYの魅力は、視覚的な芸術や音楽が持つ芸術的価値をニューヨーク市内で紹介することができることですね。NYCの偉大な芸術家の作品に囲まれているとインスピレーションがわいてきます。
MUNYの良い点は?
Matt: MUNYは「ストリートミュージシャン」と呼ばれる人達を、不当な尋問や法施行から保護するすばらしいプログラムだと思います。これは大いに助かります。
公 共の場での演奏は、多くの人が足を止めて演奏を聞いてくれます。実際、他のミュージシャンは、ストリートミュージシャンを低く見る人もいますが、私には まったく他の人の意見は関係ありません。私は人々に直接関われるこの場所があることで本当に幸せだし、一音一音が聴衆をハッピーにしていることをこの目で 見られる事が楽しいのです。それは美しい光景です。毎日音楽を演奏できることは神様からのギフトだと思うし、感謝しています。その場所が、Uptown行 きのAトレインのプラットホームであってもね。
現在どこで何回ぐらい演奏していますか?
Matt: 人の流れのエネルギーによります。そのエネルギーに惹かれ、どの時間にどの駅で演奏するかを決めています。
MUNYで最も印象に残っていることはなんですか?
Matt: この活動で家賃を払える事ですね。
MUNYの他にはどんな活動をしていますか?
Matt: 普段はいろんな分野のアーティスト達と旅行をしています。街に居る時は、毎月第一火曜に Harlem Tavern(2153 8th Ave. 116th St.)で Basil and Yuki と一緒に活動しています。ご飯も美味しいのでぜひ来てください。
今後の活動予定は?
Matt: 今は、今年いっぱいの演奏活動を計画中で、NYCでの演奏、そして次のデジタル音楽バンドの計画などがあります。詳細については是非ウエブサイトを見てみて下さい。
——– Matt Vorzimer Biography ——–
7 歳にして、 ガレージの予備品から作ったドラムセットでドラムを始めた。同じくドラマーであった彼の父親にインスピレーションを受け音楽の道を志した。13歳のときに 初演奏を行い、以降は高校に通いながら夜はミュージシャンとしての活動を行った。卒業後、夢を叶える為にNYCに移り住んだ。
New School’s jazz programで学び、ドラマーや音楽監督として働いている。伝統的なジャズとコンテンポラリー音楽の融合を実現した”eCussion”を発案し、スト リートで演奏を始めた。固定ファンも増え始め、オリジナルアルバムを3枚発売している。
Official website → http://www.ecussionist.bandcamp.com