Live Report! BLUES CONTROL @ 285 Kent  Feb 10 2012

Live Report!「BLUES CONTROL」@ 285 Kent  Feb 10 2012

UPDATE 2012/04/17 23:22

NYブルックリン在住 Emi Nipsによる現地ライブレポート!

BLUES CONTROL

Feb 10  2012 @285 Kent            共演:Soft Circle, Highlife, Psychobuildings, DJ Brian DeGraw

Blues Control
2月に入ってようやく年明けの忙しさも落ち着いたかな?と思ったのもつかの間、いつの間にか10日になってしまっているのはどういうことだろう。このところ早送りでバタバタしていたかと思うとドスンと1週間後辺りに着地するような感覚。毎日の徒歩感覚がないのだ。「忙しいのはいいことだよ!」とよく人々が言いますけれど、さて本当なのでしょうか。
忙 しいにせよ、今年のNYは暖冬によって充実している。例年ならばこの時期は 「魔の2月」真っ只中。温かい場所へ逃げられなかったワーカホリックなニューヨーカー達も、1月まではビッグイベントも多々あるため、寒さを振り切って遊 びに出る。そして2月になり灰色の空、カチコチに残った雪が犬の糞尿やらゴミやら排気やらでドス黒くなった地面、そして永遠に続きそうな寒さに毎年人々は 深く失意するのだ。もはや全員マイルドな鬱状態。私も毎年それを通過した3月あたりに 「次の2月こそは絶対に暖かいところで過ごす!」と心に決めるものの、春の楽しさに浮かれる頃にはすでにその決意を忘れてしまうため、また翌年大量のお酒 と共にその 「やや鬱」気分を堪能するはめになるのね。
今年の冬に例年にはない充実感を覚えているのは私だけではなさそうだ。めいめい遊んだり、家に籠って仕事なりアートプロジェクトに力を注ぐなどして、町中も比較的ハッピーな冬である。空気中の文句の量も桁違いだ。その好影響といったら!地球温暖化については申し訳ないが後で考えることにしたい。
Hisham Bharoocha(Soft Circle)
普 段はバンドの練習のある金曜の夜なのだが、2日前に良いライブをしたということでオフな今夜。久々に早くから 遊びに出れるとルンルンの私は、2週間前から楽しみにしていた今日のライブの前に一杯呑もう!と行きつけのスーパーコアへ向かった。日本人経営のカフェ で、お酒もあるしおつまみも美味しい上に遊び場にも近いので、いつもデフォルトでここに来てしまう。もっと良く言えば居心地が良いということなのだろう。 同じ風に思うのか、そこでしょっちゅう出くわす飲み友達(&とても上手なギタリスト)のRenee(ルネー)とカウンターで2杯やってから、「絶対後 悔しないよ!」と彼女も引っ張って285 Kent(トゥー・エイティー・ファイブ・ケント)に来ると、Soft Circle(ソフト・サークル)が始まった所だった。これ、楽しみの理由の一つなのね。ボアドラムスにも参加している素敵なドラマー、Hisham Bharoocha(ヒシャム・バルーチャ) 率いる、エレクトロサウンズwithハードコア生ドラムのSoft CIrcleもかなりかっこ良かったけれど、けれどでもしかし、今日はなんと言っても何年かぶりのBlues Control(ブルース・コントロール)に注目。
サ ウンド・ナードであろうと思われるLea Cho(リア・チョー)とRuss Waterhouse(ラス・ウォーターハウス)のツーピースで奏でられるBlues Control のサウンドは、ザックリ言うと「トリップアウトできる様々なスタイルの音の融合」かな。全体的にアンビエント調のものが多いが、ロック調なものもあれば、 トライバル調なスタイルの曲もある。アンビエントなものでも、フワ〜ッと流れるキーボードのオーバートーンの様な音の中に、ループされた心地よいドラム ビートやギターフレーズが永遠に続いていることが多かったりするので聞き入ってしまう。
ステージ上ではLeaが主にキーボードを弾き、Russがペダルやらループマシンやらをたくさん並べつないで、その場で音をミキシングをしている。ドラムマシンに打ち込んだり、小さいリコーダーのようなものを吹いてはループさせたりもしているようなのだが、視聴者側からはいまいちわかりにくい。
何をしているにせよ、そこで操られる様々な音のレイヤーとループ加減に心も脳みそもギュッと掴まれ、遠い世界に連れて行かれて帰って来れなくなってしまうのだ。それぞれの曲にある程度の長さ(7〜8分位とかなのか?)があると思われるのだが、引き込まれてしまってから我に返るまでその感覚が分からなくなるほ ど気持ちがいい。いつの間にか私だけでなく部屋中が包み込まれている状態なのね。
2009年に出たアルバム「Local Flavor」も聴いたけれど、ライブを見るのは2008年以来かな。
やはりライブでないと意味が無い!とヒシヒシと感じさせられました。
どうやら去年の11月にRvng Intl.(リヴェンジ・インターナショナル)レーベルから、新しくLaraajiというバンドとのスプリット・レコードを出したらしいので、しばらくは ライブ活動も盛んになるのかしら?そうだとしたらうれしい。このRvng Intl. というレーベルはレーベルオリジナルのミックスアルバム:「RVNG OF THE NRDS」シリーズをリリースするようなエレクトロ・ナード系のレーベル。他にもたくさんのアーティストの楽曲を提供しているので、そちら系の音が好きな方はチェキってみると楽しいかも。是非良いヘッドホンと共に。
BluesControl が終わると、ライブの合間にも流していたDJ、Gang Gang Dance(ギャング・ギャング・ダンス)のBrian DeGraw(ブライアン・デグロー)が本気で回し始め、いい曲のオンパレードに、私は部屋が捌けた後も残っていたHishamとDJの友人たちと一緒に 踊り続けた。初めの2バンドは見逃してしまって分からないけれど、私はこのような全体を通して良いサウンドに包まれる夜が大好きである。バンドやDJといった一つ一つの要素が素晴らしいだけでなく、彼らの目指すものが一緒だと感じられるこのヴァイブが素敵な夜を作ってくれた。良いサウンドを提供したいというエネルギーが似通っているのかな。そんなさすがなこの日は良いエンジニアもついていたのか、いつもそうとは限らない285 Kentのサウンドも良かったなー。

 

 
 
 
 
BLUES CONTROL
 
Emi Nips:
翻訳&ライティング、ウェブデザイン、音楽等を総合活用したコミュニケーター。
HARD NIPS のドラマー。ブルックリン、NY在住。
http://about.me/eminips

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