Live Report! ROYAL BATHS @ Death By Audio Feb 7 2012

Live Report!「ROYAL BATHS」@ Death By Audio Feb 7 2012

UPDATE 2012/04/06 04:33

NYブルックリン在住 Emi Nipsによる現地ライブレポート!

ROYAL BATHS

Feb 7  2012 Death By Audio       共演:Dead Beat, Lantern (Philadelphia), White Bike

 

私 の一日は、なるべく早く起きてその日の気分の朝御飯を作り、ウェブをサーフしながら食べる。という事から始められると充実した気分になる。フリーランスで 働く者の醍醐味というか、とにかくその朝ご飯の時間がとても好きなのね。以前までは朝ご飯をキッチンで食べてから、2杯目のコーヒーを片手にデスクトップ でメールやらウェブやらをチェックする。という形が主流だったのだが、最近は全てをiPhoneで行うようになった。しかもメールは起きた瞬間にベッドの 中でチェックし、キッチンでご飯を食べながらiPhone片手にツイッターのみをチェックする。ニュースはNY TimesやHuffington Post等のローカルなものからコアなIT情報モノまでフォローしているし、バンド関係から友達の動向まで分かるので、全ての情報収集をツイッターに任せ てしまうことが増えた。
こ の、左手にiPhone密着現象、そして「自分がフォローしている範囲のツイッターTLのみによる情報吸収」が良いことなのかどうか、まだ自分でもよく分 からないのだが、良く言えばすっかり近未来のシステム作法に慣れ親しんでいる。まあ、今までもニュースサイトでは自分が気になったものしか読んでいなかっ たので、初めから自分で選り好んだフォロー相手が提供してくれる情報内容に朝御飯の最中目を通す方が、情報量とその幅は広がっているのかもしれない。
今 日個人的にビッグニュースだったのは、この地球から22光年離れた所に人類が住める可能性のある「スーパー・アース」が発見された。という話だった。そん な風にNYにいることと全く関係のない一日を過ごしたのち、バンドのリハを9時きっかりに切り上げさせてもらって、最速でDeath by Audio(デス・バイ・オーディオ)へ行ったのだが、見たかった友達のバンド:White Bike(ホワイト・バイク)が終わった所だった。
ものすごく頑張って飛んできたので、見逃したからといって帰る気分にもなれず、対バンでも見てみようかと入り口でお金を払った。で、これが当たりだったのよね。
他 の2バンドはどうでも良かった、もとい、私好みではなかったのだけれど、このRoyal Baths(ロイヤル・バス)が面白かった。パッと見には、つい「あ、ヒップ・バンドですね」と言いたくなるくらいヒップな雰囲気なのだが、演奏は上手い し、構成も少し変わっているし、何かどこかが「面白い」のだ。
お 顔からしてヒップなフロントマンのボーカル&ギターの二人がメインメンバーらしいのだが、その様相とは裏腹(?)に二人で粋にブルースなギターを弾き語 る。私はそのジャンルのギターにあまり詳しくないのでいまいち表現が難しいのだが、ドローンとしたどこかダークな曲調にScreaming Jay Hawkins(スクリーミング・ジェイ・ホーキンズ)を思い浮かべる。もちろん歌い方は全く別ですけれどね。ロード・オブ・ザ・リング辺りで馬に乗って いるのが似つかわしいお顔のJeremy Cox(ジャーミー・コックス)はスライド・バーでギュワワ〜ンとグレッチのようなヘフナーのようなかっこ良いやつ(ごめんなさい、本物は何か分かりませ ん)をかき鳴らしながらハイ・トーンで歌い、アジアの混ざった渋さのあるJigmae Baer(ジグマエ・ベイアー) がリズミックなサポートギターをいい感じに混ぜながら、低い声で歌う。かと思えば、曲によってはギターを置いて片手をポケットにファンキーな抑揚で歌った りもする。二人ともサンフランシスコ出身で、BaerはRoyal Bathsを始める前にはThee Oh Sees(ザ・オー・シーズ)でドラムを叩いていたらしい。
こ の不思議なコンビネーションが普通のブルースでない新しさを作り出しているのだが、特にこのBaerが「面白さ」の発信源である気がする。特別なことをし ている訳ではないのだが、惹き付けられる「何か」をかもし出しているのね。二人がNYに移ってから加わったロンドン出身のドラマーのJohn Rau(ジョン・ラウ)とニュージャージー出身、ベースのTurner Halsey(ターナー・ホルジー)も、息のあったブルースリズムをロック調に聴かせてくれる。この辺りにもやはり新鮮さを感じる。
予 定外にこの普段自らは選ばなかったであろう新しいバンドを見ることができて、私はすっかり得をした良い気分であった。昔ながらの音楽ジャンルから常にサブ ジャンルは生まれているのだろうけれど、「新しい」とか「面白い」と思えるものを発見できるのはすごく楽しい。そしてこの「あえて自ら探し出す」のではな く、「ある程度までを自分で選んだ内から、提供してもらっている」状況下で新しいものを発見できる喜びが、ツイッターで情報を得たいと思う心理と共通して いると思うのは無理矢理な理屈だと思われるかしら?
ち なみにこのライブはRoyal Bathsのニューアルバム「Better Luck Next Life」(ベター・ラック・ネクスト・ライフ =「次の人生はツイていることを願う」)のリリースイベントで、NYでも波に乗っている彼らはすぐにビッグになる気配。楽器もアンプもかなり素敵なものを 使っているようなので、近々大きなハコでやるようになったらすごくいい音で聞けるのではないかと、期待値大であります。
Photo by Fatos Marishta

 

 
ROYAL BATHS
 
Emi Nips:
翻訳&ライティング、ウェブデザイン、音楽等を総合活用したコミュニケーター。
HARD NIPS のドラマー。ブルックリン、NY在住。
http://about.me/eminips

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