Music Under New York! No.5「Yily Nelson & His Romantic Group」
UPDATE 2012/03/22 20:42
Music Under New York(MUNY)とは?
ニューヨーク市都市交通局による、オーディションに合格し合法的に許可を得たミュージシャンが地下鉄構内で演奏できるという1985年の開始から現在まで続いているアートプログラム。地下鉄利用者にニューヨークのミュージシャン達の素晴らしい演奏を提供するというもので、現在200組ほどの登録アーティストが25か所で毎週150以上のパフォーマンスを繰り広げている。 → more
アーティスト名 : Yily Nelson & His Romantic Group
ジャンル : Latin、Classic & romantic guitar
MUNY 演奏歴: 12年
主な演奏場所 : グランド・セントラル 駅、ペンシルバニア駅、タイムズスクエア駅
MUNYに応募したきっかけは?
Yily : MUNYに 参加した理由は、許可をもらい合法的に演奏ができる場所を持ちたかったからです。以前から地下鉄構内での演奏活動を行っていましたが、 演奏場所を見つけることは難しいし、機材などの持ち運びにも苦労しました。 今はスケジュールが決まっているので場所が確保されていて、とても助かります。
MUNYの良い点は ?
Yily : 電車を利用するたくさんの人達、年齢や、性別、人種も様々な幅広い人々に自分の曲を聞いてもらえるところですね。
お気に入りのスポットはどこですか?
Yily : ペンシルバニア駅です。ペンシルバニア駅は地下鉄だけではなく、ロングアイランド・レイル・ロードやアムトラックといった長距離列車の発着駅でもありNYの中でも特に人が集まる場所です。また長距離列車の待ち時間にじっくり聞いてもらえるという点も気に入っています。待っている間は聞きたかろうが、聞きたくなかろうが私の演奏は耳に入りますから。(笑) あと、チップもこの駅が沢山もらう事ができます。
今まで演奏してきた中で一番の思い出は何ですか?
Yily : 12年もやっているので思い出がたくさんありすぎて選べないですね・・・でも、演奏活動のおかげでガールフレンドができたことがあります。すごいでしょう?いろいろな人との出会いが本当に面白いですね。
なぜ12年もの長い間MUNYを続けているのでしょうか?
Yily : 演奏活動をしながらCDの 販売も行っています。私の音楽に立ち止まり耳を傾け、さらに家に持ち帰ってまたゆっくりと楽しんでもらえる事が嬉しいのです。また、ライブの声がかかった り、結婚式の生演奏を依頼されたりすることも多いです。このように地下鉄での演奏を通して活動の場が広がって行く事が楽しみとなっています。
——– Yily Nelson Biography ——–
ドミニカ共和国からニューヨーク、ブロンクスへ一家で移住してきたというバックグラウンドを持つ。MUNYのほか、ニューヨークシティクラブでバンド活動をしている。演奏活動の傍ら、ギターやバイオリン、ピアノ等を教えている。いつかマンハッタンに自身の音楽教室を開くのが目標。