Live Report! AXINITE @ Big Snow Buffalo Lodge Jan 24 2012

Live Report!「AXINITE」@ Big Snow Buffalo Lodge Jan 24 2012

UPDATE 2012/03/06 19:43

NYブルックリン在住 Emi Nipsによる現地ライブレポート!

AXINITE

Jan 24  2012 Big Snow Buffalo Lodge       共演:Grand Voyager, The Big Ship, House Cat, Universe

 

 

ここ最近つねづね感じるのが、エレクトロブーム再来である。
80年代のキーボードを並べたアナログ系から、最新のドラム・マシンと Abletonを繋げたラップトップ系、何十本ものコードをどう差し替えているのかよく解らないサーキット・ベンディング系と、あらゆるバンドが冬眠から 目覚めはじめている。何を隠そう元レイヴァーな私はもう、ピコピコ音を聴くと足がピョコピョコして落ち着かず、嬉しくて嬉しくてしょうがなくなってしま う。
そんな私の心とは裏腹に、正月休み明けの1月は仕事の量がハンパない。クリ スマス前から長々とホリデー気分を満喫したニューヨーカーも、お正月休みをまったり堪能したジャパニーズも、皆一気に「2012年張り切って仕事するぞ」 ムードだ。合い言葉は 「2月1日までに」(泣)
2012年を迎えて張り切っているのは仕事のボス達だけではなく、ブルックリン・ミュージック・シーンも同様。
何が大変かって「ファースト・ライブ・オブ・ザ・イヤー!」と称したライブがたくさんあるのだ。行かないわけにいかない。
楽しみにしていた今日のこのライブも、エレクトロ・ナード(ナード=オタク)が雁首揃えたあらゆるエレクトロの集大成ナイト!
ピシピシと自分にムチ打って仕事を終わらせ、Big Snow Buffalo Lodge(ビッグ・スノー・バファロー・ロッジ)へ、オンタイムで向かった。ウィリアムスバーグとブッシュウィックの丁度合間程にあるこのDIYベ ニューはどちらかと言えば新しめで、小さめのサイズと壁に大きくかかれた骸骨の絵などメキシカンな内装の感じが、ルーズな一体感みたいなものをかもし出していて好きなハコである。
先にライブの全体について言ってしまうと、エレクトロ・ナイトであるとは言 えそれぞれ違ったスタイルのこの夜のバンドは全てすばらしかった。どれについて書こうかかなり迷ったのだが、今回は今波に乗っている(あくまでも個人的な 見解)Axinite(オキシナイト)をピックアップすることにした。
ロケンローラーが酒をあおってジャムっている中、エレクトロ・ナード連中はお茶をすすって…いるかどうかは知らないが、電子ヲタク話に花を咲かせる。
Axiniteもそんな3人が仲良く遊んでいるうちにできたバンドだ。80sエレクトロポップ・サウンドを打ち出す彼ら、フロントの女子二人はブルックリンで生活する強き良き日本人女子で、ボーカル件キーボードのHisako KonamiはImaginary Weaponsでも活躍、ギターのMariko Tamegaiは我がバンドHard Nipsの ギタリストと、それぞれ活発なミュージシャン達。紅一点ならぬ白一点?一人白人男子でナード中のナードなDaniel Mc Neil(ダニエル・マクニール)が後ろで弾くベースはとてもキャッチーなメロディーで、一歩下がっているようで実に光っている。曲によっては1985年 に大ヒットしたロバート・パーマーの「恋におぼれて」(Addicted to Love)なんかを思い起こさせるが、ステージでの男と女の真逆な構成はやはり時代の表れなのだろうか?とか思ったりする。いずれにせよ見た目は、ナー ド・オジサンが中心で目立っているより、キーボードのつまみを操りながらサイケデリックなエコーを通してかわいく歌うヒコちゃんを見られる方が、嬉しい。
全体的にフェミニンな、どちらかというとかわいらしいポップなのだが、電子 音のピコピコ感とその音がいいせいかそのリピートを聞いているうちに気持ち良くなって体を揺らしたくなる音。癒されるというか懐かしいというか、このサウ ンドがツボな人にはかなりツボなのではないかと思う。よりかわいらしく感じるのはやはりフロント二人が小ちゃい日本人女子だからかしら?人のことは言えな いけど。どこか切なさの漂う雰囲気も日本人ミュージシャンが携わっている感がでている気がする。
何せ、英語には「切ない」という単語がないのですからね。
Axiniteが終わるとすぐに、ステージの脇にセットアップされているUniverseが演奏を始める。各バンドとバンドの合間のDJの代わりに、Toshio MasudaとHunter Skowronとが、8mmで撮ったようなカリフォルニアの映像と共にキーボードの即興ライブをするというセットが挟まれているのだった。
このナイスな構成もあってか、他のバンドの素晴らしさだけでなく、今夜のラ イブそのものの一体感があり「いやー、いい夜だった」と心から思えた。こういうのをミュージシャンのセンスが合うと言うのではないかしら。実はこの私も銀 色のアンドロイド・スーツでダンサーとして参加したGrand Voyagerと、キーボードなのにキーが無い、コード(ワイヤー?)のみで奏でるキーボーダーのいるThe Big Shipについてもお伝えしたくてしょうがないのだが、それらは何度でも見に行くつもりのバンドたちなので、乞うご期待ということで。
読み返してみて思ったが、全てのバンドの名前もかなり共通するものがある…「ミュージシャン・センス」なんてカッコイイものではなく、ナードの趣味は一緒だということかな?私も趣味だけど(笑)
AXINITE:

http://www.facebook.com/pages/Axinite/188376411235658

Emi Nips (Emi Kariya)
翻訳&ライティング、ウェブデザイン、音楽等を総合活用したコミュニケーター。
HARD NIPS のドラマー。ブルックリン、NY在住。
http://about.me/eminips

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