Live Report! Call of the Wild @ DIY House Show Dec 16 2011

Live Report!「Call of the Wild」@ DIY House Show Dec 16 2011

UPDATE 2012/02/04 03:28

NYブルックリン在住 Emi Nipsによる現地ライブレポート!

Call of the Wild

Dec 16  2011 @ DIY House Show        共演:1-800-BAND, Complete Faggots

クリスマスムード一色の街中、NYではそこら中でさかんにホリデー・パーティーが行われている。

日 本と違ってクリスマスは家族で過ごすものなので、クリスマス・イヴよりもその前の一週間が最も街が賑わうときなのだ。そのまま年越しまで実家で過ごす人も 多いため、年が終わる前にみんなでパーティーしようと、会社でのパーティー、ホームパーティー、そしてライブやダンスパーティーなど、あらゆるところで パーティーパーティーである。

この日私も二つのパーティーの予定があった。きちんと前もってお誘いを受けていたウェブのプロジェクトで一緒に仕事をしたコンピューター・ナード(=オタク)のホーム・パーティーと、数時間前に「Tonight!」とSMSで飛んできたロックバンドをやっている友達のロフトでのDIYのライブパーティー。

ここで一つ問題なのはライブパーティーはいいとして、その真逆であるもう一方に一緒に行ってくれる遊び仲間がいないこと。ナードパーティーはプログラマーの集まりに違いない。住む世界は違えど、わたしは彼らとナード話をするのも好きなのだ。でもPark Slope(ブルックリンの落ち着いた大人なエリア)まで、一人で行くには遠いしな…などと一人試行錯誤していた。

ふと、2ヶ月ほど我が家で仮住まいをしていて、AOLのフラッシュ・デザイナーをしているルームメイトがいるのを思い出したので聞いてみると「行く!」と言う。その後のライブ・パーティーも行ってみたそうな様子。準備万端。

 

 

「次のライブ・パーティーは今行ったところと真逆だからね。」

ルームメイトのアリッサがビビらないように念を押し、先ほどのパーティーの素敵なアンティークのドアとはうって変わったスプレーの落書きだらけの小汚い階段をのぼると、ディス・イズ・ロケンロール!ワールドが開かれていた。

Call of the Wild(コール・オブ・ザ・ワイルド=野生の呼び声)という名の通り、ロックンロールが自分の姿だという生き様の3人がちょうどセットアップをしている最中。ゴマンと置かれたビールの他に自家製ウィスキーも配られ、皆飲んだくれてとにかく大賑わいである。普段大人しいアリッサもいい調子で飲んでいるので、私も安心して薬のような味のウィスキーをいただいた。「ゲー、これ本当にウィスキー?」

 

い つも一緒につるんで飲んだくれているこの野生動物3人が、ベロベロな状態でジャムっている間に結成されたCall of the Wild。けれど動物たちが、元Awesome Color(オーサム・カラー)のドラマー、Allison Busch(アリソン・ブッシュ、ベースに元Turbo Fruits(ターボ・フルーツ)のMax Peebles(マックス・ピーブルス)、そしてあらゆるロックバンドでギターを弾いているクレイジーで有名なJohnny Koolati(ジョニー・クラーティ)の場合、そのロックの音は確実である。

細身で背の高い男子二人の後ろで、近年のミュージシャンにめずらしく「フェイスブックなどやれるもんか」とロック魂に一本筋の通った、一見美男子と言っても通用する女子ドラマー、アリソンが叩くという構成の彼らはワイルドでかっこいい。先日夜中に「できたばっかり」だと聞かせてもらったニュー・アルバムに収録された曲を、次々にビールを空けながらガンガン弾く。

彼 らのたくさんの友人たちを中心としたフロアーはヘッドバンギングとモッシュピットの嵐で、正面から写真を撮ることは身の危険だと断念し、カメラをしまって モッシュピットに突入した。ビールが飛び散り、空き缶も飛ぶ。これが、ダークなパンク的な怒りの嵐ではなく、バンドもフロアも心から楽しんでいる陽気な 酔っぱらいの嵐なのが面白い。

ライブ後ファンクなDJでみんなと踊っていると、ギターのジョニーが「エミ、演奏中に俺にビールかけたのお前だろー!」と甲高い声でやってきた。別にいつもの事なので笑っていると「あれスゲー良かったよな」だと。クレイジージョニーである。

ふとアリッサを見失ったことを思い出し、電話を見ると「もう遅いから先に帰るね。でも楽しかった!」とSMSが届いていてちょっと安心した。

楽しくバカ騒ぎができなきゃロックじゃない。心からライブを楽しみたい場合、Call of the Wildが一番かもしれない。

 

Emi Nips (Emi Kariya):
翻訳&ライティング、ウェブデザイン、音楽等を総合活用したコミュニケーター。
HARD NIPS のドラマー。ブルックリン、NY在住。
http://about.me/eminips

comment

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。