今年のライブ初めはKIRIHITOの竹久さん率いる「GROUP」でした。
初めて観に行ったのですが、哀愁ただよう繊細なロードムービー的景色に浸ることができました。グッとくる音階の下がっていき方にDirty Threeの音楽のようなやるせなさ、果てしなさを感じたり、ちょっと変わったギターのリフやドラムパターンにピリリと毛が逆立ったり。自由自在にやりた いことをやっている大人たちを見ると大抵励まされます。素敵な新年の幕開けでした。
そして演劇初めはガレキの太鼓「吐くほどに眠る」@こまばアゴラ劇場でした。(公演中!)
主宰の舘さんはいつも作品のなかで目を背けたくなるような人間の弱さ(のように見えるナイーブな部分)を描いていると思っています。今回の作品では 一人の女性の生い立ちから現在のわたしと同じような年齢に至るまでの過程を観て行くことになり、女性が描く女性のリアルさに少なからず共感を覚えました。 そして主人公と自分の決定的な違いに絶望もしました。どういうわけか心の奥深くに入り込んだ小さい彼女が今もなおもがき叫んでいるようです。しばらく対話 をしていくことになりそう!今回の作品は再演ということでしたが、初演とはちょっと内容が違っているみたいです。おそれずに進化させて行くことは大事だよ ね。「今」に焦点を当てること、今年のわたしのテーマでもあります。
INGELでは今年も面白い音楽や演劇、その他エンタテイメント情報提供していくことができればと思っています。
みなさんも新しい出会いの多い一年になりますように。
(INGEL)