Music Under New York! No.2 The Ebony Hillbillies

Music Under New York!  No.2「The Ebony Hillbillies」

UPDATE 2011/12/09 15:27

Music Under New York(MUNY)とは?

 

ニューヨーク市都市交通局による、オーディションに合格し合法的に許可を得たミュージシャンが地下鉄構内で演奏できるという1985年の開始から現在まで続いているアートプログラム。地下鉄利用者にニューヨークのミュージシャン達の素晴らしい演奏を提供するというもので、現在200組ほどの登録アーティストが25か所で毎週150以上のパフォーマンスを繰り広げている。   → more

 

 

  バンド名:  The Ebony Hillbillies

  ジャンル :  Black string band

  MUNY 演奏歴: 15年

  主な演奏場所:  グランドセントラル駅、ヘラルドスクエア駅、タイムズスクエア駅

 インタビュー:  The Ebony Hillbilliesリーダー Mr. Ohenio Henrique Prince

 

 

 

MUNYに応募したきっかけは?

 

Henrique: 若い時からお金を稼ぐため、フェスティバル、バス、地下鉄の駅で演奏をしていました。まだMUNYプログラムが始まる前、昔のグランドセントラル駅はとても ひどい状態で、演奏が出来る場所などありませんでした。その後駅の改装工事が始まり、少しずつ整備され始めた駅構内の通路は最高の演奏の場でした。工事が ほぼ完成に近づいた頃、ニューヨーク市警察から駅構内での演奏をやめるようにとの指示が出ました。丁度その頃、アイリッシュバンド、ラテンバンド、ジャズ バンドで演奏できる機会が増えたのでストリートでの演奏は一時行っていませんでした。MUNYのことは知っており、オーディションを受けてまで演奏する必 要もないと思っていたのですが、MUNY側から誘いを受けたので参加を決め、それ以来MUNYのプログラムで演奏しています。

 

現在どこで何回ぐらい演奏していますか?

 

Henrique: 州外にツアーに出ている時以外は、現在は週三回ほど演奏しています。水曜日にはメーシーズの地下のヘラルドスクエア駅、木曜日はタイムズスクエア駅、金曜日はグランドセントラル駅です。

 

MUNYの良い点は?

 

Henrique: ミュー ジシャンとオーディエンスが時間と場所を忘れて向き合えることです。1曲の長さを気にすることなく、自分のアイデアを自分の好きなように、インプロビゼー ションを通して表現することができます。リスナーも音楽を体で感じ、瞬時に生まれるライブ演奏がどのように変化していくかを目の当たりにすることができます。我々の音楽に身をゆだねることにより、地下鉄駅構内はコンサートホールとなり現実を忘れることができます。音楽が終わった瞬間、現実に戻り地下鉄構内 にいる自分に気づくかもしれません。でもその音楽を聴いていた時に感じた、楽しくリラックスした気持ちは心に残ります。そんな音楽を提供できる場所が MUNYなんです。

 

地下鉄の駅構内で演奏するにあたって大変なことは?

 

Henrique:  こちらが予測できないほどのバラエティーに富んだオーディエンスに対して、演奏しなければいけないということです。そして自分の音楽が様々な人から評価を 受ける場所でもあるということです。ニューヨーカー全員が評論家と言っていいほど、各人それぞれが自分の意見を持っています。世界最大の音楽のメッカでも あるニューヨークは、ミュージシャンにとって最高の演奏の場です。耳の肥えたニューヨーカーを相手に演奏するということは簡単なことではありません。最高 の演奏はもちろんのこと、自分に正直に演奏することを心がけています。また、そんなミュージシャンを認めてくれるのがニューヨーカーなのです。

 

 

今まで演奏してきた中で一番の思い出は何ですか?

 

Henrique:  これだけ長く演奏していればいろいろなことがありました。一番の思い出は耳の聞こえない人が、チップと共にメモをくれたことです。そのメモには「私は耳が 聞こえないのであなた達の演奏は聞こえない。だけど、あなた達の演奏は素晴らしいに違いない。他の人がこれだけの笑みを浮かべているんだからね」と書いてあったんです。本当に感動しました。

 

コンサートで演奏する時とMUNYで演奏する時の違いはなんですか?

Henrique:  違いは全くありませんね。 ミュージシャンにとって、世界有数のコンサートホールで演奏しようとも地下鉄の駅構内で演奏しようとも、達成するゴールは同じです。そのゴールとは、音楽 を通じてリスナーもミュージシャンも共に感動の頂点に達すること。この感動は物質的な満足によって得られるものではなく、まさにミュージシャンが作り出す 芸術が心に触れる事によって初めて得られるものだと思います。

 

 

今後の活動予定について教えてください。

 

Henrique: NY 州のウッドストックで開催される年末大晦日のイベントで、「The Levon Helm Band」のオープニング・バンドとして演奏します。1月にはアイルランドからやってくる「Teada」というバンドの共演ライブがあります。全く異なる 二つのバンドの共演はまさに音楽のルネッサンス!彼らとの演奏も楽しみにしています。

 

 

 

——–  The Ebony Hillbillies   Biography  ——–

 

ニューヨークで唯一のブ ラック・ストリング・バンド、”The Ebony Hillbillies”。Ebonyとは黒人の意味で、Hillbillyとはアメリカ南部のカントリー・ミュージック。ジャズからブルース、ロック& ロールまですべてのアメリカの音楽の起源ともいえる伝統的な音楽のスタイルを守り続けている。

メンバーは、リーダーの Henrique Prince(ヴァイオリン)、Norris Bennett(バンジョー、マウンテン・ダルシマー、ギター)、William”Salty Bill” Salter(アコースティック・ベース)、Newman Taylor Baker(ウォッシュボード、パーカッション)、Gloria Thomas Gassaway(ボーンズ)の五人組。全員がヴォーカルを担当する。

アメリカの伝統的な音楽への敬意を払っている彼らは同時に、現代や未来へも視線を向けている。北アメリカの民謡「Cotton Eyed Joe」や「Shenandoah」を演奏する一方、Marvin Gaye’sの「Sexual Healing」のような現代の音楽もカバー。

二枚のオリジナルアルバム“Sabrina’s holiday” “I Thought You Knew”はこれまでに数千部を売上げている。

 

→ official website

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