KAKUTA「ひとよ」 舘そらみ( ガレキの太鼓 )の感想

KAKUTA「ひとよ」 舘そらみ( ガレキの太鼓 )の感想

KAKUTA 「ひとよ」@シアタートラム 2011.10.25 ________________________________________________________________________________

私は、KAKUTAが大好きだ。
KAKUTAのある作品をきっかけに「劇団を立ち上げよう」と奮起したってな具合に好きなので、演劇関係者としてと言うより一ファンとして作品を見てしまう。

今回の「ひとよ」という作品、
最近のKAKUTAの作風が結集した作品に見受けられる。
場面の転換や複数箇所でのシーンの展開など、最近取り入れていた手法がキレイに馴染んできたな、てな感じ。

あるタクシー会社を舞台にしたお話である。
暴力夫を殺した母と、その3人の子供を基軸にしたお話。
と言っても登場人物全ての持ってるものが描かれていて、
あまり物語は一つに絞られない。

出て来る人達全てが掘り下げられているということは、
どうしても掘り下げ方が広く浅くなりがちで、
そこが物足りなく感じる部分もあるけれど、
そこがまた心地よくもある。

短い時間で全員に思いを馳せてもらわなくてはいけないから、
乱暴に急転換!てな感じで説明されたりするのだけど、
それでもいい!というテンポがある。

すごく演劇的だけど、それがまた心地よいのだ。

子どもにも、どんな人にも勧められる、そんな作品だ。
そこには斬新さや奇をてらった感じはまったくない。
誰でも理解できる、分かりやすい世界が展開されている。
そんな分かりやすさが、真正面から観客の心をうつ。

いつまでも見ていたい、そんな作品だった。
使いふるされた言い方だか、本当にどこかでこの人達は生きているんじゃないかと思わせる、
それくらい極々普通の人達がドタバタする物語。

吉本的なほどの分かりやすさと、
月9のような直球の表し方。
そんなダサさすれすれの、
ものすごく心地よいところをついてくれるのがKAKUTAのお芝居なのだ。

全く演劇など知らない友達に一番に勧めるとしたら、
迷わずこの劇団にする。

__________________________________________________________________________________

舘そらみ Date Sorami(ガレキの太鼓主宰 青年団演出部)

【公演情報】

ガレキの太鼓 第5回公演
『吐くほどに眠る』
2012年1月6日(金)~15日(日)@こまばアゴラ劇場

 

ブログ⇒http://ameblo.jp/garekinotaiko/
お仕事絶賛受付中!

comment

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。