ろりえ「三鷹の化け物」中尾美羽子(FALSETTOS) の感想

ろりえ「三鷹の化け物」中尾美羽子(FALSETTOS) の感想

Mitaka no bakemono

@三鷹市民芸術センター星のホール 2011.10.2 __________________________________________________________________________________

全編で2時間45分。
ろりえの「三鷹の化け物」は、ちょー長い演劇である。

なぜ長いのか?
それは「三鷹の化け物」が基本的に「思考のだだ漏れ」に基づいて創られているからです。

ぜんぜん言うつもりはないのに、たまたま頭の中で思いついてしまった小学生のようなギャグなどは、
一人静かに心の奥底にしまい、鍵をかけるのがヒトという生き物ですが、
「三鷹の化け物」というコメディにおいては、それが全部セリフとして起こされているのである。

はたしてこれは天然なのか?それとも狙ってやっているのか?
正直、このまま小学生のような冗談を散弾銃のごとく2時間45分浴びせられるのはきつい・・
疲労と困惑をかかえたまま途中の5分休憩を迎える。

ところが舞台の後半、その「思考のだだ漏れ」はとんでもない様相を呈してくる。
とにかく思いついたことを片っ端からセリフに起こし、舞台装置に起こし、実現していく。
ストーリーは夢ぐらいの秩序を保ったまま自由に飛躍し、舞台にはありえないくらいでかい装置が・・
私も普段は「犬を飼うなら絶対にネバーエンディングストーリーのファルコン」とかいう
くそバカなことを考えているのだけど、そのレベル、いやそれ以上の突拍子もなくバカで
(物理的に)でかいアイディアが、舞台の上で次々と実体をもっていくのである。
「へ~そんなもんまで作っちゃうんだ~・・」と、もう笑う以外に選択肢がない。

ろりえは、すべったらどうしようとか、こんな馬鹿げたアイディアは人に受け入れてもらえるはずがないとか、
そんな「他人の目線」は知ってか知らずか、軽く飛び越えてしまっている。
天然か?狙っているのか?もう正直この際どっちでもいい!!
できが良いとか悪いとか、そんな定規で測るのがそもそもナンセンスになってしまうような
規格外の「破壊力」がこの公演にはある。
「言いたいこと言って、やりたいことやって、造りたいもの造ったけど、なにか?」と言われているような・・
ここまで思いついたことを思いついたままに純粋にやれるのは、ありそうでなかなかない、すごいことだ。
最終的には、とにかく笑った。

こういった「メチャクチャ」な人たちが、これからまたどんなものを創っていくのか、この先もとても楽しみです。

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中尾美羽子 (ミュージシャン FALSETTOS

 

【LIVE情報】

2011年10月22日(土) @下北沢 THREE

FALSETTOS presents  “JOY OF THE FINAL SEX”

出演:JON(犬)/ water fai / SHE TALKS SILENCE / THE PLUMPS / FALSETTOS

Open 18:00 / Start 18:30

¥2000/¥2300(D別)
http://www.toos.co.jp/3/3_schedule.html

 

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