「FEEEEEVEEEEER」という人気イベントが「Parts & Labor」というブルックリンのバンドのジャパンツアーとコラボしたイベントに行ってきました。
長時間の室内イベントが苦手なので途中で帰ろうかなと思いつつ、楽しくてついつい全部見てしまった。なので、ちゃんと順を追って書いてみます。
ノインワンは体育音楽だ。健全なダンスミュージック。
ベースもドラムもキーボードもギラギラ・ビカビカしているのに、
ボーカルがエフェクトかけてないナマい声で誠実なラップをのせるというアンバランスさが、このバンドの面白さなんだ!と思った。
小学校のときに担任の先生から何度も言われた「一人はみんなのため、みんなは一人のため」という言葉を思い出した。
PETA
人なつっこい猿に導かれて、彼らの村に迷い込んだみたいだった。
食べ物もわけてくれて、みんなで歌って踊ろっかみたいな。
彼らにメロディの楽器はそこまで必要ないような気がしてしまうくらい、ハッピーな歌の力を感じた。ものすごく小さい女児用みたいなシャツを着ている人がいて、心意気を感じた。
19歳のときに京都アンデパンダンでライブを見た以来だ。いい意味で変わってない。
揺るぎないザ・パンク。チリチリ・ヒリヒリする。
ボー カル、ベース、ドラムのギターレスでニューウェイヴな三人組。ザンザンザン…っていうベースの音が二日酔いの頭に響く。スタイリッシュだけど、歌詞がけっ こう麦わら帽子的なのも面白い。ボーカルの人がでっかい声を出すときに、眉毛が下がるのがいい。自分が神様だったら彼女の願い事を叶えてあげたい。 youtubeで見つけたこの動画、彼女がウルトラビデのヒデさんのヘアカットをしている。最高。
すごくかっこいい!この日一番、思いっきり踊れた音楽。
メカニックな轟音の渦に巻き込まれる感覚が気持ちいい。スッと引くところもいい。
人を踊らせる術を手に入れている…。完全に機械に操られている気分。
機材の多さも男らしい。また見に行きたい。
性 への好奇心にとらわれている男子に出くわしてしまった気分。何でか体幹がしっかりしてる感じだし、スピード感もある。この力が有り余ってる感じ、一体なん なんだ?と思うわたしのような人間がいるだろうってことも計算済み。な確信犯的ハードコアパンクバンド。だと思う。楽しかったけど、ボーカルの人の妙なふ てぶてしさを思い出すと、納得がいかない…。
ブルックリンからやってきたというこのバンドについて知らなかった。
説明にはノイズ・ポップとある。ポストロック、ポストパンクともある。
ポストなんとかって正直よくわからない…。
色とりどりのエレメンツがときどき強い風とともに吹き抜けていく感じがとてもさわやかで気持ちよかった。
わたしの前に立っていた男の子がどの曲でもずっとヘドバンしていたのが印象的。
そういう音楽だと思えばそういう音楽なのかな。
人によって音楽の聞こえ方が違ってて、それぞれの楽しみ方、体の揺らし方、ミュージシャンを見つめる表情なんかも全然違ってる。
形は違えど、みんな好きなミュージシャンに向かって自分が好きだってことを表現して、ミュージシャンたちからいいパフォーマンスを引き出しているようなあたたかいイベントだった。(INGEL)