乞局「標本」@リトルモア地下 2011.6.22

乞局「標本」@リトルモア地下 2011.6.22

 

 

INGEL(www.ingel.asia)でも紹介している

シンガーソングライターの鳩山浩二さんに乞局「標本」プレビュー公演に行った感想を書いてもらいました!

 

////////////////////////////////

 

 

はじめまして。シンガーソングライターの鳩山浩二と申します。

 

同じステージ上の表現として演劇に興味は湧いていたのだが、星の数ほどの劇団

の多さに、何を観に行くか二の足を踏んでいた。

やはり星の数ほどのバンドや弾き語りがうずめく我が軽音楽界のライブ実情を顧

みても、初演劇鑑賞は慎重に選びたい。

 

…以前そんな話をした事をインゲル大黒さんは覚えていてくれたのか、急用で行

けなくなったので代わりに観に行かないかと声をかけていただいたのが 今回の

公演です。

 

インゲルで取り上げているバンドは、実際見たことあるけど、かなり自分の好み

と重なっている。この感性から推測すれば劇団の方も間違いなかろう。 という

ことで渡りに船の初観劇をさせていただきました。

 

そういう次第で今回の初観劇記、演劇愛好家の方に向けられるようなレビューは

書けない事を先に謝っておきます。重ねて言い訳が長くてスイマセン。

 

 

 

そんな小劇場初体験。果たしてなかなか面白かったです。役者さんが、表情や声

を駆使して登場人物になりきると、確かに登場人物の気持ちが伝わって きて、

様々に感情が動かされた90分でした。

 

今回の「標本」は、「蜂」「蠅」「蜻蛉」「蝶」の4つの寓話で構成されている。

どの話も暗い。

主人公は皆、他人には隠しておきたいような人間の駄目な部分を抱えている。

その個人的な暗部を、最小限の登場人物による独白や対話によって、延々と深く

掘り下げていくような、どこまで行っても希望が見えない展開ばかり。

 

出身地や職業などの登場人物の設定の細かさや、暗部を4種の昆虫に象徴させた

うまさ、実際あったのを見てきたようなリアルなセリフのやりとり、等 によっ

て、より克明に、執拗に、笑うしかないような所まで掘り下げられていて、思わ

ず惹きこまれました。それが成功しているのは脚本や演技がよく できてるから

なんだろうなーと素人了見にも感じました。そういった意味で、初観劇に選んで

正解だったと思う。

 

と言いつつも、観ている自分自身の表向きにはできない暗部とも対面せざるを得

なくなり、終演後は重い気持ちになりました。

ひょっとしたら、なかなかコクのある初演劇体験だったのかもしれない。

 

何にしろ、本気の大人がこれだけ沢山集まって作り上げられた舞台を2300円で味

わえるというのは、大変豊かな事だと実感できました。

劇、面白いです。今後もインゲルをチェックして興味を広げていこうと思います。

 

→ 乞局Official

comment

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。